毎日の記録 Diary

2021年8月19日 宗谷丘陵、エサヌカ線

更新日:

8月19日(木)

宗谷丘陵

~最果ての白い道~  

エサヌカ線

~オホーツク海と湿原に挟まれたホライズン道~  

260km

 


 

今日はやっと晴れてくれた。


宗谷丘陵はまさに絶景。後述のエリア内に有る「白い道」も美しいが、大規模な牧場を高低差を持ちながら縫うように進む道は日本海もオホーツク海も臨める。利尻は上が雲に隠れて残念。高点にはレーダー基地。これがやがて不要になり観光展望台に作り替えられる日を待ちたい。

 


この地帯の一部の路面には一面に砕いた帆立の貝殻が撒いてあり、真っ白に見える。非日常の世界の足を踏み入れた感覚が気持ちいい。後に海辺で通過した「漁業共同組合、ホタテ総合加工場」のヤードには半径20m、高さ10mを超えると思われる貝殻の真っ白な山。白い道はこれの排気処分を兼ねた賢い舗装手法。観光資源としても世界でここだけ。白い巨大な山は浜頓別まで南下するまでにもう2箇所有った。日本人はホタテが大好きです。


またこのエリアの入り口には津軽、会津、秋田藩陣屋の跡の掲示。ここでは江戸時代から今まで防人(サキモリ)の仕事は絶えない。

 


牧場には牛、馬だけでなく鹿も。バイクを止めると、こちらに威嚇の鳴き声と前足で強く地面を叩きつける仕草。エゾシカは凶暴?

 

 

 


お約束の宗谷岬。ちゃんと写真撮って、家族、友人にも転送、最果てより無事をご報告。

右のクローズアップ写真の通り、サハリンがくっきり見える。日本では数少ない、肉眼で見える外国だ。思いの外起伏のある土地に見える。どんな所なのだろうか?絶景ロードもあるかな?

 

 エサヌカ線は左にオホーツク海の水平線、右には手付かずの湿原やまっ平な放牧場の地平線。これが10km近く続いた。湿原ではポツンと鹿が1頭、草を食べていた。サロベツと同様ハマナスが沢山で美しい。

 


花は盛りを過ぎ、わずかだが、沢山の熟した果実の赤が光沢を持っていて海の青さと名コンビ。晴れると海は綺麗。

 


浜頓別の道の駅でフィッシュバーガーとアップルパイ。ここからは内陸に向かい、浜頓別-中頓別-小頓別-音威子府と地名を読むのに舌を噛みながら気持ちの良い道を。

 


途中「天塩川温泉 日帰り入浴可」の幟に誘われ、Uターンしてちょっと寄り道。いいお湯でした。400円。国道からそれて温泉までの道に忽然と駅。こんな小さな駅は初めてだ。駅舎だけでなく、ホームの長さも1両分だけ。

 

 


温泉は川沿いの蕎麦畑を見下ろす丘の上に。中には食堂があり、音威子府蕎麦780円也。昼飯を食べる場所を間違えた。残念。今夜はセイコーマートのとろろざるそばにしよう。

今日の宿泊地旭川へは高速も部分的に利用できて、とても楽ちん。北海道は本州の半分の労力で同じ距離を走れる。高速道路は高架のところもあるので、走り抜けていく際に街々を見下ろして鳥瞰できるので町の様子がわかって面白い。遠くに大雪山。直接山容は見えないが、そこだけ集中している雲の様子でそれとわかった。

 

ホテルの部屋の窓からも同じ景色。明日の朝の景色が楽しみだ。今日は爽快な1日だった。

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