コラム

運転からの学び

更新日:

運転からの学び

 

長く運転を続けて疲れて来ると、コーナーの入口で「この速度では曲がれない!」と錯覚し体が固まる事がありました。初心者の頃にはしばしば経験した事ですが今回も旅でも何度かヒヤリとさせられました。実は十分曲がり切れるRの大きさと速度なのですが、疲れて来るとこのような錯覚が起きます。コーナーの出口に視線を向け直す事で自然に車体が傾き簡単に解決する話で、結果的には苦笑いしながら難なく通過で来てしまいます。しかしその事を忘れて、目に立ちふさがる壁面やガードレールに視線が固定されてしまうとひたすらそこに向かいながら必死に減速する事だけにとらわれてしまう。そのまま止まり切れないと悲惨な事になるわけです。この事象は人生そのものへの教訓だと思うようになりました。日々の生活の中で目先の些細な問題にとらわれて、それを解決できずに苦しみ争う事も錯覚だと思うのです。本来進んで行くべき方向にしっかりと目を向けると一瞬のうちに解決してしまう事が多くあると思います。いつも進むべき道を見失わないで、目先の事にとらわれずに生きて行きたいものです。

ご意見・ご質問

-コラム

Copyright© 絶景ロードツーリングの記録 , 2024 All Rights Reserved.