9月25日(日)
休息日(太宰府、笹栗)
天候 晴れ
距離 0
絶景ロード 休息日
本日は従姉妹の案内で、母の実家であった太宰府周辺と、従姉妹の住む篠栗町を回った。
水城の土塁-坂本神社-都府楼跡-観世音寺-九州国立博物館-太宰府天満宮-参道のカフェー篠栗町の涅槃像(南蔵院)-従姉妹の家-居酒屋(ゆめ屋)
水城は白村江の戦い敗走後に作られた防御の土塁。今は向かって左の背後にあるように長く続く林の岡。盛り土の底部に水路を埋設し土塁の前後の堀に給水する仕組み。これが名前の由来か?
東北の紫波の砦に造りは似ているが、規模はこちらが格段に大きい。当時の朝廷の大陸に対する恐怖感の大きさが伝わる。(北の蝦夷と比べ、こちらの危機感はとても大きかった事がわかる)
坂本神社は「令和」ゆかりの神社。8世紀に太宰府政庁の長だった大伴旅人が主催した梅花の宴で歌われた和歌が万葉集に収められていて、その三一首の序文から「令和」が採用された。右が旅人さんが書いた梅花の宴の序文。
50年前、従姉妹の通う太宰府中学校の部活ランニングコースだったこの辺りは鄙びた何の変哲もない小さな神社であったそうで、今のこの賑わいに驚きよりも呆れに近い思いがある様だった。
太宰府政庁跡(都府楼趾)は娘が1歳の時に訪れて以来。30年ぶり。
整備が進み市民の憩いの場に。
観世音寺は古代から中世に掛けて大伽藍を持っていた寺であるが、今は少し寂しい。
太宰府天満宮は秋の3連休最終日、初詣のような賑わい。コロナも収束の兆しだ。
参道も賑やかで、名物「梅ヶ枝餅」も、おしゃれな古民家風カフェで新アレンジを頂く。抹茶とよく合う。
天満宮の鎮守の森に建てられた九州国立博物館は最新の建築技術と収蔵物の管理修復技術が結集した見事な施設。従姉妹はボランティア登録者なのでフリーパス。
ミュージアムレストランはリニューアル工事中なので外のベンチでお昼ご飯。ここはジンジャーエールも梅風味。
巨大な建屋には博多祇園山笠祭の大きな山車がすっぽり収まっていた。申し込んでおいてくれたバックヤードのガイドツアーも収蔵品に比肩する興味深い内容だった。
従姉妹の住む篠栗町は、四国を模した八十八箇所の霊場が設けられていて、巨大な涅槃像のある南蔵院もその一つ。住職が宝くじを2回当てた事が資金源となっているとか。
ブロンズ製の涅槃像としては世界一の大きさ。(西洋には絶対無いから世界一であろう)
産婦人科を営む従姉妹の家は病院裏に立派な屋敷。写真ではわからないが、篠栗の山を借景とした庭が見事。
従姉妹と御主人の完璧な企画、コーディネート、アテンドで充実した一日でした。絶景ロード100を極めるバイク旅のさなかである事をすっかり忘れていました。
以上