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前半の旅を振り返ると

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前半の旅を振り返ると

 

今回は、多くの年上の方々のお話を伺える機会も得た。松山のYさんの大街道商店街復活への努力、国分のMさんの、渓流を愛した父上の後を継いでのご家の維持管理の努力、瀬戸内の岡村島のちょうちょ島館の館長さんのクロツバメシジミ蝶保護活動、三次の古民家再生とひきこもり救済活動のSさん。皆さんの社会貢献、家族への奉仕、学ぶところが沢山有った。さて旅を終えたら私はどうするかな?

オートバイの運転は随分うまくなったと思う。しかし今だに、気を抜くとオーバースピードでコーナーを抜けきれない錯覚に体が固まることがある。目前の路面や、ガードレールに視線が固定されてしまうとこうなる。はっと思い出し、コーナーの出口、すなわち自分の進む先に目を向けると難なくバイクはそちらに進んで行く。人生も目先の問題や悩みに目を奪われてしまうと誤った判断、行動に陥る。悪くすれば大きなトラブルともなろう。しかし、少し先に目を向け、自分の進むべき方向を見定めると、目先の悩みは大体解決してしまう。所詮は些細なことなのだ。バイクのコーナリングの鉄則と世渡りの術、よく似ている。

 

 

今回の旅で日本の地形を目の当たりにして、昔学校で習った地理、地学を思い出すと、人間の小ささと生きている時間の短さを改めて実感した。地球の上ではごく小さなこの国でも、各地の絶景は大迫力。人間の体の大きさはケシ粒にもならない。またその地形の変化の最小単位はナン万年のオーダー。100年足らずの人間の寿命などはほんの一瞬。(更にクロツバメシジミ蝶は一年に五回世代交代するそうだが。)                                                

 

前半のコースを走り終えて、致命的な悔しくなるような反省は無かった様に思う。歳を取った自分に用心して余裕を持った計画で進められたと思う。天候を見ながら臨機応変に進んで行くのに、宿の予約は一日先までにとどめておいたのも正しかったと思う。その点、楽天トラベルは便利だった。

・宿泊に於いてバイクの駐車場では京都で一度だけ困った。また1000円の駐車料金を要求された事もある。バイクを駐める事については其の後電話で事前確認を欠かさなかった。

・着替えは3日分あれば十分。洗濯の環境はどこも充実。この季節まだ防寒は必須。

・スマホ(iPhone)の防水は本体のみ。充電接続の水濡れには脆弱。

・目的地の通行可否は事前に現地に確認すべし。今回5カ所で走り抜けできなかった。

・チェーンのメンテ道具の準備(張り調整工具、クリーナと潤滑のスプレー)も必須。

・走行の合計を知るためには出発前にトリップ2はリセットすべし。

・楽天トラベルでのホテルの評価は毎日済ませる。コメントは礼儀、溜めると面倒。

・大判の紙の地図は便利。ルートの全体観を得ながら見なおしや変更をするのに良い。

・カメラの3脚は大きめでカメラの高さが目の高さくらいにセットできるものがベター。山上の景色を見下ろす絶景は小さな三脚では自分を入れた写真が撮れない。

・最近のバイクは皆、こんなにトラブル知らずなのか?有難かった。

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