毎日の記録 Diary

2021年8月29日 八甲田十和田ゴールドライン、寒風山パノラマライン

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8月29日(日)

八甲田十和田ゴールドライン

~ブナ林と清流は東北の宝石~

寒風山パノラマライン

~頂上の爽快感は日本一~

 

278km

 

 


 

本日は終日晴天。終始東北らしい、青い空に白い雲が綺麗に浮かぶツーリング日和の日曜日だった。気温も30℃には至らず、不快な暑さもなかった。

今日の両コースは、路面の整備状況や道幅、コーナーがどうのこうのといったレポートを書く事が出来ない。景色の美しさに心を奪われ忘れてしまった。本日は天気にも助けられ、人それぞれに好みはあると思うが、絶景ロード100道の中でベストファイブに入ること間違いなしだ。

弘前から黒埼インター経由、高速を乗り継ぎ青森中央インターを出てR103。平坦部は少なく直ぐに山道に入っていく。程なくして正面に八甲田を一望できる草地。美しい混合林を縫っていくと標高が増し、森林限界寸前の小さな針葉樹林と草原。さらに酸ヶ湯温泉を過ぎるあたりから森の様子が一変する。標高が下がるにつれ今度はブナの単一林。太さの揃った株立ちの白い木立が両側に広く深く広がっている。

 

 

 


木漏れ日がまた美しさに拍車をかける。しばしバイクを降りて眺めて沢山写真を撮った。さらに進むとブナに他の樹種も混じり、ブナの巨木が何本も現れ、少し暗い森になって行った。

絶景は更に都続いた。奥入瀬渓谷だ。渓流と並行してほとんど流れと同じレベルで長い距離を走ることができる。休日でもありハイカーと車も沢山来ていたが、あまりの美しさに見惚れて気がつくと時速30km。後ろの苛立つ乗用車に気付き仕方なくスピードを上げる。


フィニッシュが十和田湖。大きくて突き出た半島がアクセントを加え展望所から見下ろす姿は典型的な日本の絶景。全く言ういことのないコースだった。他の季節にも来てみたくなる。

 


その後、小坂に抜け、一部高速を利用し大館経由、鷹巣インターで降りて、上子阿仁の道の駅で昼食。馬肉定食を試してみた。特筆するものでもないが、上手に調理されていておいしかった。

 


上子阿仁からR285で五城目。もう八郎潟の東岸。ぐるっと巻いて寒風山。山上が草地で、東西南北それぞれが見渡る。残っていれば間違いなくラムサール条約の対象であったであろう、八郎潟には金色に色づきはじめた田んぼが彼方まで広がっていた。海岸沿い南北に長く連なる風力発電風車群の大きさと数は日本一ではないか?

 


頂上パーキングであまりに気持ちが良いので、今日予定していたバイクの整備をここで。チェーン給油と風防の調整。

 

能代までR101も棚田の田舎の綺麗な道。数十年前の津波被害を思い出した。こんなのどかな幸せを災害は一瞬で奪ってしまう。絶景を巡るとその場所でのさまざまな災害の記録や痕跡を見る。美しい風景は裏腹に危険も息を潜めて我々を狙っている。

 

今日は特に良い道、良い景色に出会う事が出来てとても幸せな一日だった。


 

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